「…に~させる」:使役動詞let,make,haveなど

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「…に~させる」という使役の意味を表す動詞にはlet,make,haveなどがあります。本エントリーではそれらについて解説します。

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let

let+目的語+原形不定詞(※)で「~させる」の意味を表します(※原形不定詞とは,動詞の原形をそのまま用いるものです。toのない不定詞,または単に原形と呼ばれることもあります)。
例1:He won’t let anyone enter the room. (彼はその部屋に誰も入れようとしない。)

例2:My father let me drive his car. (父は私が父の車を運転するのを許してくれた。)
※この例2のletは過去形です(現在形ならMy father lets…になります)。letは不規則動詞で,現在形,過去形,過去分詞ともにletです。

例3:Let me try once more. (もう一度やらせてください。)

make

make+目的語+原形不定詞で「~させる」の意味を表します。
例:I made him wait for a while. (私はしばらくの間彼を待たせた。)

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※受動態では原形不定詞がto不定詞に変わることに注意が必要です。
例:He was made to wait for a while.

※文法書などには「make+目的語+過去分詞」と書かれますが,お決まりの例文として次のものを暗記しておくとよいでしょう。もちろん,主語や時制などは文脈に応じて変化します。
I could make myself understood in English.(私の英語は通じた。/自分の言いたいことを英語で伝えることができた。)

have

have+目的語+原形不定詞,またはhave+目的語+現在分詞

使役などの意味を表します。
例1:I had my secretary print out my e-mail.(秘書にメールをプリントアウトさせた。)(『ジーニアス英和辞典』大修館書店, 第5版, 2014年)

例2:He had a taxi waiting. (彼はタクシーを待たせてあった。)

have+目的語+過去分詞

「~をしてもらう」の意味を表します。くだけた言い方では have の代わりに get を使うことが多いです。
例:I had [got] my hair cut. (髪の毛を切ってもらいました。)

※上のcutは過去分詞です。cutは不規則動詞で,現在形,過去形,過去分詞ともにcutです。

※同じhave+目的語+過去分詞(またはget+目的語+過去分詞)で「~される」という被害の意味を表すことがあります。
例:I had [got] my wallet stolen. (財布を盗まれました。)

※さらに,have+目的語+過去分詞(またはget+目的語+過去分詞)が「~してしまう」という完了の意味を表すことがあります。
例:Have your work done by noon. (昼までに仕事をやってしまいなさい。)(『新英和中辞典』第7版, 研究社, 2003年)

ここまで,使役動詞としてのlet,make,haveについて整理してきました。それぞれの違いについて,優れた文法書として定評のある『ロイヤル英文法』は次のとおり解説しています。

letは「自由に~させておく」という容認を,makeは「無理にでも~させる」という強制を表す。また,haveは「~してもらうようにもっていく」という手はずを表す。(『ロイヤル英文法』旺文社, 改訂新版, 2000年, p. 389)

さらに,使役動詞としてのgetとhelpについて整理しておきます。

get

get+目的語+to 不定詞で,「~させる」,「~してもらう」,「~するように説得する」などの意味を表します。目的語の後ろに原形不定詞ではなくto不定詞が来る点に注意が必要です。
例:I couldn’t get the DVD player to work. (DVD プレーヤーがどうしても動かなかった。)(『ジーニアス英和辞典』大修館書店, 第5版, 2014年)

help

help+目的語+原形不定詞[またはto 不定詞]で「人が~するのを助ける」という意味を表します。目的語の後ろは原形不定詞も,to不定詞も両方OKである点に注意が必要です。
例:His advice helped me (to) get the job. (彼の助言が私の就職に役立った。)

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