本エントリーは…もまた…ない:nor,either,neither(1)の続きです。norとeitherについて(1)で整理しましたので,本エントリーではneitherについて解説します。
※以下はneitherの主な意味・用法について解説します。さらにこまかい意味や用法については辞典を参照してください。
neither
1. 形容詞で「どちらの…も…でない」
例:Neither answer is good. (どちらの答えもよくない。)
上の例文からも分かりますが,この用法ではneitherは単数名詞を修飾します。日本語だけで考えると,「「どちらも…ない」なのに単数名詞なの?」と混乱しやすいので注意が必要です。
同様に注意が必要なのは,…もまた…ない:nor,either,neither(1)でeitherについて解説しましたが,上の例文のような場合,“Either answer is not true.”とは言わない,という点です。
2. 代名詞で「どちらも…でない」
例:I believe neither of the stories. (どちらの話も私は信じない。)
3. 副詞
3.1 (norと相関的に用いて)「…もまた…ない」
これについては…もまた…ない:nor,either,neither(1)で解説しました。
3.2 (否定の文や節のあとに用いて)「…もまた…ない」
やはり,…もまた…ない:nor,either,neither(1)ですでにチラッと登場していますが,例を示せば次のとおりです。
例:“I’ve never been to Germany.” “Neither have I.” (「私はドイツへ行ったことがありません」「ぼくもありません」)
上の例の第2文は,“Nor have I.”や“I haven’t either.”,“Me neither.” などと言い換え可能です。