suggestなどの後ろのthat節は仮定法現在

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仮定法は何かとややこしい事柄が多く,大学受験の英語などでも苦手に思う(思っていた)人が多い文法事項かと思います。本エントリーでは,仮定法の中でもTOEICに頻出の項目のひとつである,仮定法現在の主な用法について解説します。

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仮定法現在は現在または未来の不確実な仮定を表すもので,形は動詞の原形と同じです。主に,suggestやdemand などの動詞,necessaryやessential などの形容詞の後ろに来る that節の中で用います(that節の中で,仮定法現在ではなく,shouldを用いることもできます)。

例1:He suggested that I be the leader. (彼は私がリーダーになるよう提案した。)
例2:It is necessary that Mr. Kato go the U.S.

上の例1で,be動詞は主語の人称や単複,文の時制に応じて変化しますので,上の“I be the leader”のような表現が奇異だと感じる方もいるかもしれませんが,正しい形です(上述のとおり,that節の中で,仮定法現在ではなく,shouldを用いることもできます。その場合は“He suggested that I should be the leader.”となります。例2も同様です)。

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なお,insistやsuggestなどの動詞の後ろのthat節では,仮定法現在が使われる場合も,直説法が使われる場合もあります。その場合,両者で意味が異なることがあります。
定評のある『ロイヤル英文法』には,例えば次の例文が載っています。

I suggested that the meeting(should)be postponed. (私は会議を延期するよう提案した。)[筆者補足:仮定法現在。会議が延期されるのは未来の不確実な出来事](『ロイヤル英文法』旺文社, 改訂新版, 2000年, p. 458)

I suggested that the meeting had been postponed. (私は会が延期になったことをほのめかした。)[筆者補足:直接法。会が延期になったのは事実で,「ほのめかした」よりもさらに過去の出来事](同書, p. 459)

また,やはり優れた文法書である『新マスター英文法』は,あることを事実として述べるものが直接法であり,一方,実現(実行)すべきこととして述べるのが仮定法現在である旨を指摘したうえで,以下の例文を対比しています。

She insists that he is innocent. 〔直接法現在〕(彼は無実だと彼女は言い張っている。)(『新マスター英文法』聖文新社, 全面改訂版, 2008年, p. 463)

She insists that he [should] come. 〔仮定法現在〕(彼が来ることを彼女は強く求めている。)(同上)

参考までに,「suggest+人+that節」という形はOKか?:「SVO+that節」の型をとれる動詞,とれない動詞という記事も参考までにあわせてお読みください。

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