間違いやすい単語や熟語など(10):be liable for,boarding card,it is time to,make a withdrawal / make withdrawals

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本エントリーは間違いやすい単語や熟語など(9):on the premises,out of service,out of work,remainder,whether toの続きです。

TOEICに出る可能性があり,かつ,覚えづらいなと筆者が感じた単語や熟語,その他の英語表現について解説します。アルファベット順などではなく,ある程度ネタがたまるごとに記事にしてみます。
以下のほかにも意味を持つものもありますが,以下ではTOEICで狙われやすい意味や用例を解説します。

be liable for

(法律上)責を負うべきで,(…する)責任があって
例:Insofar as the company is liable for negligence, the customer will be compensated.(会社に過失があるかぎり,顧客は補償されます。)

※be liable toの場合,上記の意味を表す場合も,「…しがちで,…しやすくて」の意味を表す場合もあります。以下の例1と例2は前者の例,例3は後者の例です。
例1:You are liable to pay all debts. (あなたはすべての借金を支払う責任がある。)
例2:You are liable to a fine. (あなたは罰金を払わねばならない.)
例3:Mr. Kato is liable to get angry. (加藤氏は腹を立てやすい。)

boarding card

(旅客機の)搭乗券,乗船券
例:Please present your boarding card at the gate.

boarding passと同義です。
※『TOEICテスト新公式問題集』(国際ビジネスコミュニケーション協会, 2005年)の「TEST1 PART5」105(p. 43)に,「搭乗券,パスポートなどの必要書類」という意味合いでboarding documentsという表現が登場します。boarding card,boarding passの類語と考えてよいでしょう。

it is time to

…をする時間だ,…をする時期だ
例:It is time for us to reconsider the policy. (=It’s (high) time (that) we reconsidered our policy. 政策は(今や)再考する時期だ。)(『新英和中辞典』研究社, 第7版, 2003年)上の例文のとおり,to以下をthat節で言い換える場合,節内には通常,仮定法過去を用います。

make a withdrawal / make withdrawals

お金を引き出す
例:You can make withdrawals from your bank account.

make a cash withdrawal / make cash withdrawalsで「現金を引き出す」,make an automatic withdrawal / make automatic withdrawalsで「自動引き落としをする」です。makeが空所になって出題されるなどの可能性がありますが,こういう言い回しなのだと,暗唱できるまで何度も頭に叩き込むことをお勧めします。
ちなみに,「預金をする」はmake a deposit,あるいはdepositを他動詞として用いてdeposit money in a bankなど,「預金がある」はhave a depositなどです。

本エントリー(シリーズ化して不定期に同様のネタをアップします)で紹介するような単語や熟語,その他の英語表現を覚えるための,当ブログのイチオシの方法は,単語や熟語を覚える,地道だけど効果的な3つのコツをご覧ください。

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