TOEICの勉強を筆者がしていて,意味が複数あったり,カタカナ英語と本来の英語で意味が違うなど,間違いやすいと感じた単語や熟語について解説します。アルファベット順などではなく,ある程度ネタがたまるごとに記事にしてみます。
roadwork
「ロードワーク」(ボクサーなどが行なうランニング)のほかに,「道路工事」という意味もあります。例えば,“Roadwork(s) ahead”で「この先道路工事中」という意味の標示になります。このフレーズでGoogle画像検索をすると実例がたくさんヒットします。
backdrop
プロレス技の「バックドロップ」という意味もありますが,多くの辞典にはじめに書かれているのは「(風景や事件などの)背景」,「背景幕,垂れ幕」という意味です。TOEIC対策としてはこれらの意味を押さえる必要があります。
a handful of
なんとなく,「両手にいっぱいの,たくさんの」のような意味だと思いませんか?筆者も最初はそう思いました(笑)。ところがそうではありません。そもそもhandfulは「一握り,少量,少数」といった意味の名詞です。a handful ofで「一握りの,わずかの,少数の」という意味になります。
inclement
「<天候が>荒れ模様の」という意味の形容詞です。反意語はclementです。
似た綴りの単語にincrement(増加,増大)があるという点に注意が必要です。
downtown
「中心街,商業地区,繁華街」という意味です。カタカナ英語とは異なり「下町」という意味はありません。
例:The hotel is located in the heart of downtown. (そのホテルは繁華街の真ん中にある。)
上の例文のdowntownは名詞ですが,副詞や形容詞としても用いられます。
副詞の例:He went downtown. (彼は繁華街に出かけた。)
※このdowntownは副詞であり,動詞wentを修飾しています。そのため“He went to downtown.”とはいいません。例えば『ジーニアス英和辞典』(大修館書店, 第5版, 2014年)もその点を指摘しています。
形容詞の例:He stayed at the hotel in downtown Tokyo. (彼は東京の中心部にあるホテルに宿泊した。)
本エントリー(シリーズ化して不定期に同様のネタをアップします)で紹介するような単語や熟語,その他の英語表現を覚えるための,当ブログのイチオシの方法は,単語や熟語を覚える,地道だけど効果的な3つのコツをご覧ください。