間違いやすい単語や熟語など

はじめに(2023.09.13)

当サイトは、間違いが絶対にないかと言われれば分かりませんが、「ベストを尽くして書いた。一応、ネット上にアップしてOKだろう」と思えた記事だけを基本的に公開しています。

ですが、このエントリーだけは例外で、未完成です(2023.09.13時点)。盛り込むべき単語・熟語がまだ膨大にあります。日本と韓国の公式問題集をほぼ読破し、要チェックだなと感じる単語・熟語はピックアップ済みですので、今後、このエントリーの内容を完成させたいです。現時点では未完成ですが、全く役に立たないこともないだろう、くらいの意味でこのエントリーを公開にしておきます。大学受験の英語では(あまり)出ないがTOEICではちょくちょく見かける単語や熟語、特に、意味が複数あったり、カタカナ英語と本来の英語で意味が違うなど、間違いやすいと感じたものについて解説します。以上をお含みおきいただければ幸いです。

※以下の内容は、以前、複数のエントリーに分けていたものを一つのページに統合したものです。

a handful of

なんとなく、「両手にいっぱいの、たくさんの」のような意味だと思いませんか?当サイト管理人も最初はそう思いました。ところがそうではありません。そもそもhandfulは「一握り、少量、少数」といった意味の名詞です。a handful ofで「一握りの、わずかの、少数の」です。

articulate

(他動詞、自動詞)明瞭に発音する、はっきり表現する、はっきりと言葉で述べる

He articulated each word. (彼は一語一語をはっきり発音した。)

※eachに続く名詞であるwordが複数形でなく単数形であることについては、all, each, everyとそれらに続く名詞の単数/複数の区別などをご覧ください。

assembly line

(組み立ての)流れ作業、組み立てライン

An assembly line is a manufacturing process in which parts are added.

at lengthとin length

at lengthは「詳細に、長々と」「ついに、ようやく」。一方in lengthは「…の長さで」

at lengthについて、『ルミナス英和辞典』(研究社,第2版,2005年)に面白い例文が載っています。

She explained at length what had been decided. 彼女は決定したことを詳しく説明した。(『ルミナス英和辞典』研究社,第2版,2005年)

At length she explained what had been decided. とうとう彼女は決まったことを説明した。(同上)

同じat lengthでも、前者は「詳細に、長々と」の、後者は「ついに、ようやく」の用例です。実際の長文の英語では、前後の文脈も考慮せねばなりませんが、上は、文中の位置によって副詞句の意味が変わってくる好例と考えることもできます。

一方、in lengthは例えば次のように使います。

This river is 100 miles in length. (=The length of this river is 100 miles. This river is 100 miles long.)

at lengthとin lengthが同時に出題されたときに(例えば、lengthの前が空所になっていて、入る前置詞を選ばなければならない場合など)、正確に見分けられるようになっておきたいところです。

backdrop

プロレス技の「バックドロップ」という意味もありますが、多くの辞典にはじめに書かれているのは「(風景や事件などの)背景」、「背景幕、垂れ幕」。TOEIC対策としてはこれらの意味を押さえる必要があります。

be liable for

(法律上)責を負うべきで、(…する)責任があって

Insofar as the company is liable for negligence, the customer will be compensated.(会社に過失があるかぎり、顧客は補償されます。)

be liable toの場合、上記の意味を表す場合も、「…しがちで、…しやすくて」の意味を表す場合もあります。以下の例1と例2は前者の例、例3は後者の例です。

例1:You are liable to pay all debts. (あなたはすべての借金を支払う責任がある。)

例2:You are liable to a fine. (あなたは罰金を払わねばならない.)

例3:Mr. Kato is liable to get angry. (加藤氏は腹を立てやすい。)

be subject to

be subject toは、TOEICやその他英語の資格試験、英語の文書などでよく目にする表現ですが、意味を何となく曖昧に覚えていませんか?かくいう当サイト管理人がそうでした。be subject toには主に以下の意味があります(以下のsubjectは形容詞。ほかにも、他動詞の用法などもあります。「TOEICに出そうかどうか」を基準に、今後、以下に加筆するかどうか決めたいと思います)。

(1)服従する、従属する、従うべきで

You are subject to the rules of this community. (このコミュニティのルールに従わなければならない。)

I am subject to the laws of this country. (私はこの国の法律に従っている。)

「従っている」なのか「従わなければならない」なのかは、前後の文脈によります。

(2)(…を)受けやすくて、被りやすくて、(…に)かかりやすくて

She is subject to colds. (彼女は風邪をひきやすい。)

The programs are subject to change without notice. (番組は予告なしに変更されることがあります。『ジーニアス英和辞典』大修館書店,第5版,2014年)

Japan is subject to severe earthquakes. (日本には大地震が起こりやすい。『ルミナス英和辞典』研究社,第2版,2005年)

(3)(承認などを)受けなければならなくて、(…を)条件として

The plan is subject to his approval. (その計画には彼の承認が必要です。)

boarding card

(旅客機の)搭乗券、乗船券

Please present your boarding card at the gate.

boarding passと同義です。

『TOEICテスト新公式問題集』(国際ビジネスコミュニケーション協会、2005年)の「TEST1 PART5」105(p. 43)に、「搭乗券、パスポートなどの必要書類」という意味合いでboarding documentsという表現が登場します。boarding card, boarding passの類語と考えてよいでしょう。

choose between

…のどちらかを選ぶ、…の中から選ぶ

I had to choose between the two. (私は両者のどちらかを選ばなければならなかった。)

choose between life and death (生死のいずれかを選ぶ。 『新英和中辞典』研究社,第7版,2003年.between life or death は間違いだと同書は指摘しています)

decline to

(他動詞)辞退する、断わる

Mr. Kato declined to answer personal questions. (加藤氏は個人的な質問に答えることを断った。)

上のtoは前置詞ではなくto不定詞(もし仮に前置詞の場合、to answeringになる)。よって上のdeclineはto不定詞を目的語にする他動詞。上のto不定詞は名詞用法。

declineには名詞で「低下、減少」「衰え」、自動詞で「低下する、衰える」、「傾く」などの意味もあります。

defective

欠点のある、欠陥のある

The defective cars were recalled. (欠陥車は回収されました。)

direct questions to

『TOEICテスト新公式問題集 Vol. 4』(国際ビジネスコミュニケーション協会,2009年,p.48)の「PART5,106」を解いていて、TOEICには難しい問題も出るなあと個人的にあらためて感じた事項です。

その問題は、“Please —— any questions to Mr. A.”(質問があればAさんにお願いします)のような短文穴埋め問題で、選択肢にはdirectのほかにinquire(尋ねる、問う)などが並んでいます。「inquire questions to人」という表現はせず、「direct questions to人」と英語では言うので正解はdirectになるわけですが、「なぜ「inquire questions to人」ではいけないのだろう?」と悩んでしまいました。

inquireの場合は、次の例のように、toでなくofを用い、かつ、「of人」の部分が目的語(すなわち尋ねる事柄)の前に来ることが多いです。

I inquired of the policeman the way to the hotel.(私は警察官にホテルまでの道を尋ねた。)

英語を学問として研究する場合、「なぜ「direct questions to人」だったり、「inquire of 人」だったりするのだろう?」と考えることは重要かもしれません。そこから何らかの知見・発見が得られるかもしれません。

ですが、TOEIC対策を第一に考えた場合、「direct questions to人」という表現を覚えてしまうのが手早いと考えます。半角のクォーテーションマーク(二重引用符)「 “” 」 でキーワードを囲んでGoogle検索をすると、入力したキーワードの順番で完全一致検索ができます(=自分で入力した通りのキーワードで検索できます)。”direct questions to”でGoogle検索をすると、257万件のヒット数があり(2023年9月現在)、多数の実例を見ることができます。

disperse

散らす、分散させる

The police dispersed the crowd. (警官隊は群衆を追い散らした。)

downtown

「中心街、商業地区、繁華街」。カタカナ英語とは異なり「下町」という意味はありません。

The hotel is located in the heart of downtown. (そのホテルは繁華街の真ん中にある。)

上の例文のdowntownは名詞ですが、副詞や形容詞としても用いられます。

副詞の例:He went downtown. (彼は繁華街に出かけた。)
このdowntownは副詞であり、動詞wentを修飾しています。そのため“He went to downtown.”とはいいません。例えば『ジーニアス英和辞典』(大修館書店,第5版,2014年)もその点を指摘しています。

形容詞の例:He stayed at the hotel in downtown Tokyo. (彼は東京の中心部にあるホテルに宿泊した。)

high profile

(形容詞)注目される、脚光を浴びる
(名詞)注目されること、注目される状況

He kept his high profile. (彼は知名度を維持した。)

humidity

湿気、湿度

“How high is humidity ?” “It’s 85 percent.” (「今の湿度は?」「85パーセントだ」『ジーニアス英和辞典』大修館書店,第5版,2014年. 同書は、上のような場合“How high is humidity ?”であり、“How much is humidity ?”ではないと指摘しています)

in every detail

あらゆる細部にわたって

I am inspired to right action in every detail. (細部にわたり正しい行いをする気でいます。)

in line for

…の候補で、…を得る見込みで

Mr. Kato is now in line for promotion. (加藤氏は今後昇進する見込みだ。)

in order of

…の順に、…の順序に従って

in order of age[importance, size] (年齢[重要度、サイズ]の順に)

orderといえばin order to do…(…する目的で、するために)が有名ですが、上の表現も押さえておきましょう。

in working order

(1)正常に運転できる状態で (2)事が順調に進んで

(1)The machine is in working order.

(2)Is everything in working order? (万事うまくいっていますか。『新英和中辞典』研究社,第7版,2003年)

inclement

(形容詞)「(天候が)荒れ模様の」。反意語はclement. 似た綴りのincrement(増加、増大)に注意。

it is time to

…をする時間だ、…をする時期だ

It is time for us to reconsider the policy. (=It’s (high) time (that) we reconsidered our policy. 政策は(今や)再考する時期だ。『新英和中辞典』研究社,第7版,2003年)

上の例文のとおり、to以下をthat節で言い換える場合、節内には通常、仮定法過去を用います。

job opening

「空きポスト、空席、求職、就職口」。opening単独でも「空き、欠員」の意味を表すことができます。

How can I get information on job openings ?

logical choice

当然の選択、ふさわしい人

He is a logical choice for the job.

例えばlogicalが空所になっていて、紛らわしいほかの形容詞の中からlogicalを選ぶ、のような問題の場合、この表現を知らないと難しいと思います。定型的な言い回しとして覚えてしまいましょう。なお、logical result(当然の結果)やlogical conclusion(当然の結論、理にかなった結論)といった表現も存在します。

make a withdrawal / make withdrawals

お金を引き出す

You can make withdrawals from your bank account.

make a cash withdrawal / make cash withdrawalsで「現金を引き出す」、make an automatic withdrawal / make automatic withdrawalsで「自動引き落としをする」です。makeが空所になって出題されるなどの可能性がありますが、こういう言い回しなのだと、暗唱できるまで何度も頭に叩き込むことをお勧めします。

ちなみに、「預金をする」はmake a deposit、あるいはdepositを他動詞として用いてdeposit money in a bankなど。「預金がある」はhave a depositなどです。

on display

「展示して、陳列中で」。これだけなら「まあ、そう言われればそうか」といったところかもしれません。ですが、『TOEICテスト新公式問題集 Vol. 4』(国際ビジネスコミュニケーション協会,2009年)の「TEST1 PART5」には“The exhibition will be on ——.”のように、onの後が空欄になっており、appearance, arrangement, displayの中から正解を選ばなくてはならない問題があります(実際は4択なので、さらにもうひとつ選択肢があります)。on displayという表現をそもそも知らないと、この問題は難しいです。単語や熟語、その他の英語表現はコツコツ覚えていきたいところだなと改めて思わされます。

on duty

(兵士・警官など)当直の、当番の、勤務時間中の

※off dutyは「非番の、勤務時間外の」です。ペアで覚えるとよいでしょう。

on dutyについて、例えば『ルミナス英和辞典』(研究社,第2版,2005年)には次の例文が載っています。これを見ても分かるとおり、onとdutyの間に語が入る場合もあります。

Which nurse is on night duty this week? (どの看護師が今週夜勤ですか。)

on one’s own

「ひとりで、単独で」「自力で、独力で」「自分の責任で、独断で」など。

Mr. Kato traveled to Bhutan on his own.

Hey, don’t decide these things on your own. (ちょっと、あれこれ勝手に決めないでよ。『新英和中辞典』研究社,第7版,2003年)

on-site

(形容詞、副詞)現場で、現地で

The company’s on-site childcare center encourages its employees to return to work. (会社の敷地内の託児所は、従業員の職場復帰を促します。)

反意語はoff-site((形容詞、副詞)「敷地外で、離れて」)。

on the premises

premiseは名詞で「建物、家屋」や「前提、根拠」などの意味。
on the premisesは「店内で、構内で」。反意語はoff the premisesで「店の外で、敷地外で」。

The thief is still on the premises. (泥棒はまだ敷地内にいる。)

なお、on the premise ofで「…を前提として」。単数形であることに注意。

out of service

運転休止中で、回送中の、調整中の

The elevator is out of service.

次のout of workと一緒に出題される(例えばout ofの次が空所で、serviceかworkか選ぶ、のような問題が出る)可能性もあります。それぞれの意味をしっかり覚えましょう。

out of work

「失業して、失職して」。反意語はin work.

He is out of work now.

上のout of serviceと一緒に出題される(例えばout ofの次が空所で、serviceかworkか選ぶ、のような問題が出る)可能性もあります。それぞれの意味をしっかり覚えましょう。

paralegal

(形容詞)弁護士補助職の
(名詞)弁護士補助職、パラリーガル

The law firm is advertising several job openings for paralegals. (その法律事務所は弁護士補助職数人の求人広告を出している。)

※job openingについては本エントリーの当該項目を参照。

payroll

従業員名簿、賃金総額、従業員総数、給与、給料、人件費

This payroll policy covers aspects of paying employees. (この賃金の方針は、従業員への賃金の支払いを対象にしている。)

prompt

(他動詞)刺激する、駆り立てて…させる

What prompted you to say such a thing? (「何がそんなことを言うように駆り立てたの?」「なんでそんなこと言ったの?」)

(形容詞)「迅速な、機敏な」

Thank you for your prompt reply. (早速のご返信をありがとうございます。)

prospective teachers

prospectiveは「予期される、見込みのある、…になる予定の、…になりそうな、有望な」。

prospective teachersで「将来の教師」、「教師になる予定の人」、for prospective teachersだと(講義・講演や本のタイトルなどで)「教師をめざす人へ」。teachersをほかの職業に置き換えても同様の意味を成します。prospective customersだと「見込み客」。

remainder

(名詞)残り、残りのもの、残りの人

The remainder of the day was wasted. (その日の残りはむだに費やされた。『ジーニアス英和辞典』大修館書店,第5版,2014年)

reminder(督促状)と混同しないよう注意が必要です。

※参照:「残り、余り、やり残し、(口座や負債の)残高」の意味のbalanceと、一緒に覚えておきたいremainder

roadwork

「ロードワーク」(ボクサーなどが行なうランニング)のほかに、「道路工事」という意味もあります。例えば、“Roadwork(s) ahead”で「この先道路工事中」という意味の標示になります。このフレーズでGoogle画像検索をすると実例がたくさんヒットします。

whether to

…するかどうか、…すべきかどうか

I was not sure whether to believe him or not.

この用法の場合、ifとの代用は不可です。つまり“I was not sure if to believe him or not.”とは言えませんので注意してください。ifとwhetherが両方選択肢にあるなど、この点がひっかけで出題される可能性があります。

単語や熟語を覚える、地道だけど効果的な3つのコツ

単語や熟語、その他英語表現を覚えるための、当サイト管理人のイチオシの方法を以下に整理しておきます。奇をてらわない地道なやり方ですが、結局は最も効果的だと個人的に考えています。今後、追記をする可能性もありますが、本質的には以下の3点が最も重要だと思っています。

こまめに辞典を引く

辞典を引く際に、前後の項目の単語や、目に付いた単語など、お目当ての単語や熟語以外のものも学べるチャンスがあります。調べた項目にはマーカーを引いて、辞典が真っ黄色や真ピンクになるくらい使い込みたいところです。辞書アプリなどを使う場合も、ブックマーク機能を使いこなしたいところです。

暗唱できるまで例文を覚える

ある単語や熟語を単独で暗記しようとしても、なかなか頭に入りません。むしろ例文ごと、暗唱できるようになるまで何度も口に出してまるまる覚えてしまう方がいいです。好きな歌の歌詞が無意識にフレーズごと口をついて出るようなものです。

辞典やTOEIC用の問題集に出てくる一つの例文(もちろん複数の例文でもよいです)を丸ごと覚えることによって、類題が出たときにとっさに対応できます。お目当ての単語や熟語以外の単熟語、その他英語表現も一緒に覚えられます。既に上に書きましたが、例文を丸ごと覚えようとする際、「何度も口に出して覚える」(最初は、発音が下手などは気にしない)方法が頭に残りやすく、おススメです。

反復練習する

3点目は反復練習の大切さです。TOEICの出題範囲は広く、問題集などを一読しただけでは単熟語を覚えきれないと思います。覚えづらいなと感じた単語や熟語、その他の英語表現をノートにまとめ(問題集に直接書き込んでもよいです)、そのノート(または問題集への書き込み)を試験当日までに何回も繰り返し勉強したいところです。その際例えば、1回目はどの単語・熟語も難しく感じるかもしれませんが、2回目も覚えられなかったものには赤、3回目もダメだった箇所には青といったように、色を変えてアンダーラインを引いてはどうでしょうか。アンダーラインが集中している箇所が弱点ということになりますので、本番直前は特にそこを復習すると効果的です。

TOEICで高得点を取るためには、ボロボロになるまで辞典を使い込み、口をついて反射的に出てくる英文の数をとにかく増やすこと(そのためには反復練習)が、地道なやり方ですがやはり大事だと思います。

おわりに

はじめにに書いたことをお含みおきくださいネ!

assuming that

assuming that… は「…と仮定して、…と仮定すれば」という意味です。辞典から用例を引いてみましょう。

Assuming that it’s true, what should we do about it? (それが本当だとしたら、そのことについてどうしたらいいのだろう。)(『新英和中辞典』第7版,研究社,2003年)

Assuming that my flight is on time, I’ll be home by this time tomorrow. (私の飛行機が時間通りなら、明日の今頃は家に着いている)(『ジーニアス英和辞典』大修館書店, 第5版, 2014年)

上の例からも分かるとおり、that 節の中は通常、直説法現在です。仮定法は用いません。

TOEICでは、例えばPART5(短文穴埋め問題)の選択肢のひとつとしてassuming thatが問われる可能性があります。assuming thatが正解の場合も、そうでない場合も両方あり得ますが、いずれにせよ「…と仮定して、…と仮定すれば」という意味や、上記の用法を正確に理解し、正答を導き出したい(assuming thatが正解の場合は確実にそれを選択し、不正解の場合は確実にそれを除外したい)ところです。

なお、assume単独では、以下のような意味を表します。

(1)「(…を)事実だと考える、想定する」
(2)「(役目などを)引き受ける、(責任などを)取る」
(3)「(ものが性質・様相などを)帯びる」

(1)には、次のような例文があり得ます。

We assumed the worst. (我々は最悪の事態を想定した。)

Let’s assume (that) there are thirty students in the class. (クラスに30人の生徒がいると仮定しましょう。)

(2)には、次のような例文があり得ます。

He assumed the new role. (彼は新しい任務に就いた。)

I will assume responsibility for the accident. (私は事件の責任を負います。)

(3)には、次のような例文があり得ます。

Things have assumed importance. (事態は重要性を帯びてきた。)

The issue has assumed political proportions. (その問題は政治的な色合いを帯びてきた。)

これらもTOEIC対策として覚えておくとよいでしょう。

read … closely(…を精読する、…を念入りに読む)

今回は、「知らないと解けない」(かつ、大学受験英語などであまり見かけないので、TOEICで苦戦する人が多い)表現を取り上げます。

『ETS TOEIC 定期試験既出問題集 1000 Vol.3 Reading』(原題は韓国語)(YBM, 2022年)の「TEST7 PART5」130(p. 202)に、次の問題が出てきます。

Editors at Benchley Press are skilled at reading —— to correct errors and polish the prose.

選択肢は(A) sensibly, (B) perfectly, (C) tightly, (D) closelyです。さて正解はどれでしょう…?

正解は(D) closelyです。「Benchley出版の編集者たちは、原文を精読し、誤りを修正して文を完成させることに長けています」という意味になります。

(A) sensiblyは「分別良く」、 (B) perfectlyは「完全に」、 (C) tightlyは「きつく」「しっかりと」、 (D) closelyは「非常に注意深く」「入念に」といった意味ですので、パッと見、どれが正解でもいいような気がしてきます。

ところがread … closelyで「…を精読する、…を念入りに読む」という熟語になります。上の問題は、そのことを知っているかどうかを問うています。個人的には、もし仮に、ネイティブの方と上のような会話になったとして、例えばsensibly(問題の答えとしては不正解)を使っても、(状況にもよりますが)こちらの言いたいことは伝わる(意をくみ取ってくれる)ような気がします。ですが、正しいちゃんとした英語としてはread…closelyとするべき、ということかと思います。

「知らないと解けない」「かつ、大学受験英語などであまり見かけないので、苦戦する人が多い」ような単語・熟語をTOEICはしばしば問うてきます。この辺りは、コツコツ一つずつ覚えていくしかない、といったところかと思います。