assuming that… は「…と仮定して、…と仮定すれば」という意味です。辞典から用例を引いてみましょう。
Assuming that it’s true, what should we do about it? (それが本当だとしたら、そのことについてどうしたらいいのだろう。)(『新英和中辞典』第7版,研究社,2003年)
Assuming that my flight is on time, I’ll be home by this time tomorrow. (私の飛行機が時間通りなら、明日の今頃は家に着いている)(『ジーニアス英和辞典』大修館書店, 第5版, 2014年)
上の例からも分かるとおり、that 節の中は通常、直説法現在です。仮定法は用いません。
TOEICでは、例えばPART5(短文穴埋め問題)の選択肢のひとつとしてassuming thatが問われる可能性があります。assuming thatが正解の場合も、そうでない場合も両方あり得ますが、いずれにせよ「…と仮定して、…と仮定すれば」という意味や、上記の用法を正確に理解し、正答を導き出したい(assuming thatが正解の場合は確実にそれを選択し、不正解の場合は確実にそれを除外したい)ところです。
なお、assume単独では、以下のような意味を表します。
(1)「(…を)事実だと考える、想定する」
(2)「(役目などを)引き受ける、(責任などを)取る」
(3)「(ものが性質・様相などを)帯びる」
(1)には、次のような例文があり得ます。
We assumed the worst. (我々は最悪の事態を想定した。)
Let’s assume (that) there are thirty students in the class. (クラスに30人の生徒がいると仮定しましょう。)
(2)には、次のような例文があり得ます。
He assumed the new role. (彼は新しい任務に就いた。)
I will assume responsibility for the accident. (私は事件の責任を負います。)
(3)には、次のような例文があり得ます。
Things have assumed importance. (事態は重要性を帯びてきた。)
The issue has assumed political proportions. (その問題は政治的な色合いを帯びてきた。)
これらもTOEIC対策として覚えておくとよいでしょう。